あだちママサロン
店名 | あだちママサロン |
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所在地 | 足立区梅島3丁目32−7イオン西新井店 4F |
アクセス | 東武スカイツリーライン「西新井駅」から徒歩1分 |
開催日時 | 毎週水曜日、10:30~12:30 |
料金 | 無料(材料費がかかる場合有) |
駐車場有無 | 有 |
ベビーカー入店 | 有 |
食事持ち込み | 有 |
授乳室有無 | 有 |
おむつ交換スペース | 有 |
託児 | 無 |
未就園児親子を対象にした『ひろば』 あだちママサロン
毎週水曜日の10時30分から、イオン西新井店の4階フリースペースで開催されている『あだちママサロン』。女性を取り巻く環境や未来を担う子供たちを支える活動を行うNPO法人アンドスプーンが、足立区内での取り組みの1つとして運営しています。
毎回、読み聞かせや手遊びのような小さな催しと、ママ同士が交流できるお茶会の時間があり、自治体が児童館に用意する『赤ちゃん広場』のような、未就園児とお母さんたちのお友達づくりの場にもなっています。また、アンドスプーンには講師の登録制度があり、登録講師による無料の体験講座を開催することも。子供靴の選び方や食育のセミナーを聞ける日もあるのだとか。
団体を立ち上げたのは、足立区在住の2人のママ。代表の長汐さんにお話しを伺いました。
私たちが欲しいと思う居場所を、私たちで作っていく
団体を立ち上げたのは2年前の夏。長汐さんにとって副代表の大原さんは初めてのママ友でした。エルソフィア(足立区梅田にある、地域学習センター等が入る建物)で開催されるような足立区主催の子育てにまつわる講座や、小児科で度々顔を合わせるうちに、お友達になった間柄だそう。当時、講座終わりにランチでも、というときに子連れで行ける場所が少なく「ファミレスに行くのもちょっとな、」と思っていた長汐さん。竹ノ塚にあった地域唯一の親子カフェも無くなってしまって、「ないなら、自分で作りたいな、ママカフェやりたいな」という『ふわんとした夢』を持ったのだそうです。そこで立ち止まらないのが彼女の素敵なところで『親子カフェを作ろう』というイベントに参加します。そこで講師を務めていた方の阿佐ヶ谷の親子カフェを視察したり、アドバイスをもらったりと具体的に動きだします。一方、大原さんも同じく阿佐ヶ谷の親子カフェを訪ねたり、と動きが重なった二人は「それなら、二人でやろうよ!」と団体を立ち上げられたのだそうです。
足立区らへんのママたちのパワー
足立区内には沢山のママ団体があり、中には北千住にある劇場『シアター1010』を会場にした大きなイベントをやり遂げてしまうような団体もあります。長汐さんも、その北千住のママ団体のメンバーでもいらっしゃり、そこでの活動が今につながっていらっしゃるようです。元々、学生時代からイベントを主催することはあったそうですが、それがお仕事ではなかった長汐さんが、アンドスプーンという団体を立ち上げるまでになったのは、足立区・北千住で活動されている、他の多くのママ団体運営者のパワーと勢いに後押しされてこられたのだろうなぁ、と感じました。
「みんなのおうち」になる場所を作ることが本当の希望なのだそうです。子供も母親も、みんなで帰ってきて、御飯を作って、食べることが出来る場所。「子供と1対1で向き合って、テレビを見させている間に食事の準備をして、食べる。そればかりだと、煮詰まってしまうときもあるけど、そこにもう1家族いたらきっと状況が違うと思うから」と、楽しそうにお話しくださいました。あくまでも「ターゲットは自分たち」でやりたいこと、行きたい場所を作っていかれる姿勢は、同じ母親・女性として、羨ましくもあり、頼もしくもあります。
アンドスプーンの今後の予定をお聞きしたところ、拠点を持つ、場所を持ちたいという展望もお話しくださいました。現在、『あだちママカフェ』という未就学児童、小学校前の子供たちを対象にしたプログラムでは、親子で学ぶ「ITリテラシー、性教育、マネー講座」などの講座を行っているそうで、そういった教室を運営しつつ、ママサロン的に気軽にママと子どもたちが集まれる場所を作りたいのだそうです。「みんなのおうち」という最終目的地に向けて、まずは拠点づくり進めていかれるアンドスプーンさんの動きに期待して、素敵な場所が作られるのを待っていたいと思いました。